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「ちいさなくに /木戸駅と」について

新しい冊子「ちいさなくに /木戸駅と」について少し。こちらも12月から販売を始めていますが、諸事情で告知が遅くなりました。

「ちいさなくに /木戸駅と」
ちいさなくに /木戸駅と

内容は2013年9月から今年2月までの福島の訪問記(ブログ)で、今夏のギャラリーナユタでの個展「Stay out, stay home」の時にSNSで発信していたものではあります。タイムラインは日々流れていってしまいますし、そもそもSNSはまとまった分量のテキストを読むのに適したメディアではないように感じます。読んで欲しい人にも届かない。そんな思いが募り小さな冊子にまとめてみようと思い立ちました。

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DMを発送しました

やっとのことで案内状の発送完了。プロジェクトの公開から遅れること3日。


ちいさなくに – in a small realm
Hideo Nakane | Video Work
Yurihito Watanabe | Monody & word

公開は終了しました。

ちいさなくに – in a small realm

2年前の2019年の年末は、新しい感染症について、それがその後どういう事態になり、どういう影響を及ぼすのかについて、ただのひとりも、それを知る人はいませんでした。自分は翌年2020年の3月にさいたま市民会館うらわで開催する「中根秀夫映像上映会」とその関連イベントの準備に追われる師走の日々でありました。

それが2月になり3月になり、あらゆる状況に振り回されてはシナリオを書き直し、開催に向けた対応を取り続けてきました。そして搬入を迎えた3月26日、官邸での新型コロナ対策会議の結論を受け、東京、千葉、埼玉、神奈川の一都三県の知事により「この週末の不要不急の外出を自粛せよ」との旨、発表があった訳です。実は26日の夕方には、地元のラジオ局でイベント告知での出演が決まっており最終打ち合わせも済んでいたのですが、本当に直前になって番組出演はキャンセルされました。

上映会とライブイベントについては、感染症対策を取った上で予定通りに実施。ライブ当日には30人ほどの方がご来場されました(会場は478席)。4月7日の「緊急事態宣言」発令以降は、ホール自体が閉館となりました。書きたいことはたくさんあるのですが、今回のVimeoでの《ちいさなくに – in a small realm》オンデマンド上映は、この時のライブイベントを踏まえて行われているということを、初めにお伝えしておきます。

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ちいさなくに /木戸駅と

冊子の発売を開始しました。

本稿は、2013年9月に初めてこの場所に、福島県双葉郡楢葉町の木戸駅から海に向かうこの土地に、降り立ってから後2021年2月までの7回の訪問の手記(ブログ)を収録したものである。テキストは旅の記録であり、また福島と東京電力管内に住む自分との距離についての考察でもある。今回、冊子としてまとめるにあたり、加筆・修正は行っている。東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故から10年の月日を経てもいまだ解決を示すことのできない、私たちの「くに」について、そして私たちの「日々」について考えている。


ちいさなくに/木戸駅と
in a small realm / #Kisostation

[著者] 中根秀夫
[編集・デザイン] 中根秀夫
[発行] 2021年12月1
hideonakane.com
[商品仕様]  A5中綴じ片観音表紙 24ページ

販売価格(税込)¥990 送料別(¥200)


販売ページはこちら

空と

#rosemary

#ちいさなくに

rosemary

ちいさな

rosemary

大規模改修は終わったわけではなく、廊下のシート貼りやドアの塗装などが終わるのは年末頃だと思うのだけど、とにかく建物全体を覆っていた幕と足場は先週に撤去された。うちのベランダのハーブたちは9月の暑さで全滅し、今年はいくつか実が付いていたレモンは瀕死の状態だ。

「植木置き場」と称する日陰の片隅に設置された共用スペースに置き、完全に枯れたと思われたワイルドストロベリーからは新しい芽が出ていた。生命力の強さに驚く。驚いたといえばローズマリーもだが、すでに老木で土は苔むし盆栽のようだしもうダメだろうと置き場に放置したが、逆にのびのびと新しい枝がたくさん出てきた。

ベランダ園芸はとりあえず一からやり直しだが、まあ、終わったらまた始めれば良い。それだけの話ではある。

#ちいさなくに
#rosemary