うつくしいくにのはなし/理想郷(ユートピア)
本稿は2021年に刊行した『ちいさなくに/木戸駅と』の続編である。東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故から12年。 今まだ変わることのないFUKUSHIMAとTOKYOの非対称性について、この浜通りの地を通じて考え続けている。2022年7月と11月、2023年3月と訪ねた木戸駅と、竜田駅、富岡駅、夜ノ森駅、大野駅、双葉駅で、また浪江町にある請戸小学校への道すがら書き留めた手記を収録し、冊子にまとめるにあたり加筆・修正をした。もうひとつ、「Lemon」というタイトルで開催した個展のために書いた梶井基次郎をめぐる試論を再録した。未だコロナ禍の2022年2月、ロシアによるウクライナ侵攻が始まる。戦間期から関東大震災を経て、軍国主義へと傾斜するわが国への「不安」について、梶井基次郎の著作をもとに考察した。
うつくしいくにのはなし/理想郷(ユートピア)
a tale of a beautiful country / utopia
[著者] 中根秀夫
[編集・デザイン] 中根秀夫
[発行] 2023年10月1日
hideonakane.com
[商品仕様] A5中綴じ片観音表紙 36ページ
特別価格 1100 円(税込み、送料別200円)
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- 定価(税込)
- ¥1,210
- 販売価格(税込)
- ¥1,100
- 在庫状態
- 在庫有り