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雑感 Brexit

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イギリスのEU離脱は大きな衝撃ではあるけれど、それな経済的な危機感だけでなく、それがナショナリズムの大きな波の形成過程をまざまざと見せつけられたからでもある。

排他的な国粋主義者の占める割合は、離脱に票を入れた一般市民のごく一部のはずだが、ある種の「不安」が市民の間に拡散し(あるいは拡散させることによって)、少数者によって仕掛けられた意図的な扇動活動を見抜く術を遠ざけてしまう。離脱決定後のイギリスのグーグル検索の話は、何よりもその集団心理を的確に示しているといえよう。

例えば「移民」について、肥大した新自由主義が生み出す「格差」について問うよりも、EUからの「離脱か残留」かの解りやすい2項対立に話を集約する方がイメージとして簡潔であり、そのシンプルさ故にナショナリズムという動力を暴走させることが可能になる。それは単純に情報格差が問題の原因なのではなく、知識層と言われる人たちに対しても有効な洗脳手段であることに注意を払うべきでもある。

ここで改めて考えるべきは、日本という国の置かれた状況についてだろう。市民ひとりひとりが自分の意見を持てるよう。グーグル検索なら「今」しておいた方が良いと思う。それは今回のBrexitの教訓でもある。7月10日は参議院選挙なのだ。

 

 


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