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unit 4 もういちど秋を – try to remember

私は凍えた耳を燃やして
伝わらなかった言葉の
灰を集めている

 

『もういちど秋を』では、5つのユニット全体をつなぐ「海」あるいは「鳥」などの言葉が重要な要素となっている。Unit 3では「3-2. 鷗(カモメ)」が詩の一編として独立していたが、その他の詩篇でも、自分の内面と重ね合わせるようにカメラは鳥の姿を捕らえる。Unit 4では丹頂鶴をめぐる物語が展開する。

このユニットは「冬」をテーマに編まれているが、例えば「4-3. 冬の麦」のように麦秋から派生した武田自身によるイメージから、ゴッホの7月のような概念的な「冬」が生まれる。Unit 1で使用した模型の木(木々)も再登場。

4-1. 掌の森(Ⅲ)雪は踊っている
4-2. 積雪扉
4-3. 冬の麦

武田多恵子 4-1, 4-3『麦の耳』、4-2『流布』より
Try to remember unit 4 / 2016
Video installation, 04.51min
Taeko Takeda (words) Taiichi Kamimura (music) Hideo Nakane (video)


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