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中根秀夫展 [Stay out, stay home]

7月22日(祝・木)より、銀座のギャラリーナユタにて中根秀夫展 [Stay out, stay home]を開催いたします。昨年に引き続き、ついにはオリンピックイヤーとなりました本年も、東京の小さなギャラリーからその祝祭に合わせ作品をお届けします。本展覧会開催に際し、美術評論家の早見堯氏に流麗な作品論「漂う, 溶ける」をご執筆頂きました。案内状(pdf)、あるいはテキストをぜひご一読頂ければと存じます。

新型ウィルスへの十分な対策の上、皆さまのお越しをお持ち申し上げております。なお東京都の感染者数の増加については予断を許さないところであります。御来廊の際はギャラリーのサイトをご確認くださいますようお願い申し上げます。

また、昨年のナユタでの展示とガルリ・アッシュでの展示に合わせて刊行した写真集「木戸駅と」は、会期中にお手に取ってご覧いただけます。写真集はこちらのリンクでも通販可能です。


中根秀夫展 [Stay out, stay home]

この展覧会は、昨年開催された「木戸駅と – #KidoStation」の続編である。東日本大震災そして原発事故から10年を迎える福島の、常磐線の小さな駅を再び訪ねた。巨大堤防を臨む山田浜海岸で撮影した写真から2点、そして自宅のベランダで咲く、真夏のこの季節の小さな花、オレガノ・ケントビューティーの写真を8点、計10点を展示する(会期中展示替えあり)。


@ギャラリーナユタ
2021.7.22(Thu)-8.9(Mon)   水曜休
12:00 – 19:00   (最終日は 17:00まで)

2017-07-11_1

英国海峡の方から吹き寄せられた雲が
私達の最後の日曜日を台なしにしてしまった。

「冬が来る」ジュール・ラフォルグ (吉田健一 訳)

0.

2011年3月11日(金)。東日本を襲った震度6強の地震の直後、10メートルを超える巨大津波が海沿いの住居と農地を押し流した。

その日は関東地方でも大きな揺れがあった。電車の運行は止まり、多くの人が都心の勤務先から幹線道路沿いに歩いて帰途に着いた。テレビでは東北を襲った地震と津波の映像を繰り返し報じた。翌12日土曜日午後3時36分、第一原発1号機の原子炉建屋は水素爆発で大破した。

福島第一原子力発電所から南に約18キロの距離にある前原・山田浜地区では、津波の後始末をする間もなく避難を命じられ、その後の立ち入りは厳しく制限された。

続きはこちらから

2021-02-19

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