「渡邊ゆりひと/中根秀夫|ちいさなくに」イヴェント資料

「渡邊ゆりひと/中根秀夫|ちいさなくに」 リーフレット

今回ご一緒する渡邊ゆりひとさんは、その活動の軸は一言でいうと「ヴォーカル・インプロヴィゼーション」でしょうか。美術家とのコラボレーションも多数あり、改修前の神奈川県立近代美術館鎌倉別館で行われた(2016年12月)、狩野志歩さん制作のマルチチャンネルのビデオ映像に合わせたパフォーマンスは印象的でした。

イベントでは、中根による新作映像《ちいさなくに-in a small realm》(25分)に合わせて、渡邊さんが詩を書き下ろし、ソロ・ヴォーカルで出演されます。写真は今回のリーフレットですが、渡邉さんによる《ちいさなくに》の解説、映像(Phase1〜10)に呼応する詩片、それから中根の過去の展覧会「うつくしいくにのはなし」に寄せたテキストを2篇収録しました。B4二つ折りで、手触りの良い繊細で美しい仕上がりの資料です(自画自賛)。

感染症対策として、会場での物品販売やむなく中止いたしましたが、こちらのリーフレットは中根の販売サイト「hideonakane side-B」から購入できます。詳細はについてもこちらでご確認ください(イヴェント当日の受け取りも可能)。


*なお今回のイヴェントでは、かみむら泰一さんの回も含めて人数限定の予約制をとっております。詳細は上映会特設サイトをご覧ください。

▶︎上映会特設サイト
https://side-b.hideonakane.com/side-b/in_a_small_realm


1. @「もういちど秋を」即興ライヴ
日時:3月28日(土)14:00〜15:00
出演:かみむら 泰一 tenor & soprano sax、中根 秀夫 images
入場無料。

2. 新作映像プロジェクション+ヴォーカル・インプロヴィゼーション ライヴ
日時:3月28日(土)15:30〜 (40分程度)
出演:渡邊 ゆりひと word & solo vocal、中根 秀夫 images
新作映像作品に合わせたオープニング・イヴェント
入場無料。


《ちいさなくに- in a small realm》に寄せて − 私考
  渡邊ゆりひと 

 中根秀夫氏の新作映像《ちいさなくに- in a small realm》は、700カットを超える日常の写真(プランターの花たち、あるいは、国会前の人々)を丁寧に繋ぎ、そこに福島県双葉郡楢葉町の小さな集落で撮影したビデオを加えた映像作品です。 

 乖離した三つの「場:空間」における折々の出来事に対して、中根氏は非常にプレーンな方法(感覚)で寄り添い、それらを通底している「見えない光:悪い痛み」について、静かに見つめているようです。花たちの言葉、国会前の人々の憤り、福島原発事故被災地の生存。しかし消尽する、それら表層の輪郭を捉えながら、シーンは在り得た筈の祈りの光景を想い起させます。

ではないだろうか・・・と。もしも私たちが、憤怒と軽蔑の対象にさえ、祈る心を披いていたなら、私たちは本来の生存する力で、無名の今々を生きてゆけたのではないだろうか・・・と。

 私は、ここに《ちいさないのり》の歌を、添えることができたらと願っています。

https://millecomedies.blogspot.com/2020/01/in-small-realm-2020.html

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