7月23日 ■仙台発↓ 14:36〜15:58(JR常磐線 原ノ町行)■原ノ町↓ 16:04〜16:23(JR常磐線 浪江行)■浪江↓ 16:28〜16:58↓(JR常磐線代行バス 富岡行)■富岡↓ 17:04〜17:15(JR常磐線 いわき行)■木戸着
仙台から常磐線各駅停車で南下する。現在の不通区間は帰宅困難地域である浪江⇆富岡間で代行バスが走り、2020年3月末までの再開を目指している。富岡から2駅。富岡→竜田→木戸。2013年夏に初めて木戸駅のある前原・山田浜地区に降り立ってから今回で4度目の訪問となる。
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細く降りしきる雨の中、17:15に木戸駅(福島県楢葉町)に到着。次の電車来るのが18:31。この場所はすでに自分にとって懐かしい風景となっている。
前回2016年の訪問時、土が積み上げられただけだった巨大堤防の工事もほぼ終わっているようだ。高さにして7メートルぐらいだったか。福島の全ての海岸線を覆うのだ。
堤防の上は真新しい県道が整備され、あとは実用に向けた植栽やガードレールなどの整備が行われるのだろう。一日の終わり。誰もいない堤防の上から福島の海を見下ろす。南側は広野の火力発電所の煙突が見える。雨のせいか、波が少し荒れて見える。
帰還できぬまま打ち捨てられた廃屋はおおかた取り壊され、代わりに単身者用アパートになった(工事関係者用だろうか)りするのだ。1件の家からは人の気配があり、窓から灯りが漏れテレビの音も聞こえていた。駅前は新たにビジネスホテルが建てられていた。
*おすすめの本を。
地図から消される街 3.11後の「言ってはいけない真実」
講談社現代新書(2018年)
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