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不要

不急。

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wild strawberry

絶対に終わらないかと思った「上映会」のための準備も、なんとか形になった。あとは挨拶の文言を考えるだけだ(「ご来場の皆さまに・・・」というやつ)。

正直なところ、この1ヶ月の間、美術館にも行かず(ほとんど休館しているし)映画館も避け(これは苦しい)、それこそ「不眠不休」で、上映会の感染症対策の対応に明け暮れた。「不要不急」という言葉は、自分では今までの人生で使ったことがない。そもそも美術も映画も自分にとって「不要」ではない。

昨日一昨日と、大量のコピーが必要になり、新宿にあるキンコーズまで出かけた。通勤ラッシュを避けるため、遅くなってから家を出て、そのまま街には繰り出さず、自宅へととんぼ返りだ。もちろん感染は避けたい。月2回主催するお絵かき教室(「○○○デッサン会」という名前だが)は、会員が(ほぼ)高齢者でもあるため、2ヶ月間中止にすることにした。収入面では大きいが致し方ない。こちらも「不要」ではないはずだ(そう思いたい)。

そもそも「自粛を要請」というのは随分と雑な日本語だと思う。「自粛」というのは「自らが粛する」わけだから、何人もそれを「要請」などできないはずだ。随分と勇ましいのだな…。「要請」ならば「補償」もあって然りだ。

今回の上映会のことでいえば、(自分の強力な応援団でもある)母親とそのお友達には、来場を見合わせてもらったし、その「要請」の意味する重要性については承知もしている。そして(あるいは「だから」)、誘っているのだか断っているのだか、何だかわけがわからない言い方だが、つまり、同世代の友人たちの親はすべからく高齢者、後期高齢者なのだから、特に親御さんと同居をされているならば、お越し頂かないという選択が賢明だと思う。無理をしてはいけない。絶対に。

自分は今日の夕方には搬入し、27日(金)28日(土)と、ひとところに閉じ籠ることになる。東京都は通過する。「対策」については散々書いたのでここでは繰り返さないが、細心の注意を払って来場される方々をお迎えします。皆さまもマスク着用でお越しいただければ。


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