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チューリップの 8

二つ目の大きな地震があった日は友人夫妻と遠出をしていた。友人の奥さまが熊本出身なので延期をと思ったのだけど、こちらにいてできることは今は無いからと、初めの予定通りに出かけることにした。つけっぱなしのカーラジオからは余震の情報がひっきりなしに流れ、亡くなった方の数が一人増え二人増えていく…。5年前の震災を思い出し、条件反射のように不安でいっぱいになる。だが熊本に家族や親戚、友人のいる彼らはもっと辛いだろうし、現地の方々はもっともっと不安を抱えているに違いないのだ。友人も言うように、その不安のひとつはやはり川内原発の存在だ。

政府は原発を停止しない方針だが、そもそも事故が起きた時の避難経路を確保することが稼働の要件なのだから、新幹線や高速道路を含む幹線道路等失われた現在の状況では原発停止が当然だと考えるが、いつの間にか震度と原子炉の強度の問題にすり替えられている。九州電力は原子力規制委員会の審査で再稼動の前提とされていた免震重要棟の設置を反故にしたことは覚えているだろうか。一体何を信じろというのだろうか。自分の身を守る手段など私たちには何も無いのだ。

現政権は私たちに寄り添うという気持ちが全く無い、ということについて、そろそろ本気に考えるべきだろう。

tulip

16 April 2016

tulip

16 April 2016


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