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2021年2月19日金曜日

2021-02-19 16:53/楢葉町山田浜

 この日は双葉駅から、初めて「東日本大震災・原子力災害伝承館」に行きました。その後木戸駅に戻り、巨大堤防の向こうの旧国道と、壊れたまま残された旧防波堤とその先を歩きました。

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竜田駅より

2015-06-28 13:41/竜田駅より

楢葉町で一番変わったのはこの竜田駅周辺だ。駅舎からが海が見通せる。2015年6月末の風景だ。常磐線もまだ竜田から先は不通区間で、帰還困難区域を越えて原ノ町まで代行バスが走っていた。

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ちいさなくに/木戸駅と

くまにさそわれて散歩に出る。川原に行くのである

川上弘美 「神様 2011」

2015年 6月28日 日曜日

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天神岬から山田浜へ

 オリンピックが開催されるはずだった2020年、TOKYOとFUKUSHIMAの非対称性について考えている。コロナ禍に際し、両者にはますます隔たりを感じる。震災と原発事故の当事者ではなく、しかし同時に福島から送られて来る電気を無自覚に消費し続けた当事者として、この小さな過疎の地を通して考え続けること。そして美術家として、その事実に自覚的であり続けること。「傷」や「痛み」について何度でも問い直すこと。
 全ては「日々」のことである。他者の悲しみに寄り添うことの「不可能性」について考える。ひとりひとりの場所と時間に、ひとつの像/イメージを与える。それは言葉であり、また記憶でもある。その場に開かれた小さなプロセスに小さな言葉が放たれ、その言葉はあなたの指先に微かに触れる。

「木々と日々」(2020年)より

2022-07-10 05:26/木戸川河口

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後期初日をむかえて

さて「うつくしいくにのはなしⅢ 理想郷ユートピア|中根 秀夫/写真」は、11月4日より後期展示に入りました。前期期間には多くの方にお越しいただきましたこと、改めて御礼申し上げます。

映像上映のために閉じられた窓の遮光布を外すと、ギャラリーの大きな窓から外の景色が飛び込んできて、とても開放的に感じられます(日差しが強い日は作品保護のため紗の布を窓に掛けます)。メインの作品を入れ替え、展覧会のテーマを担う《うつくしいくにのはなし》(2013年)は奥の壁に移りました。

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