Blog

DMを発送しました

やっとのことで案内状の発送完了。プロジェクトの公開から遅れること3日。


ちいさなくに – in a small realm
Hideo Nakane | Video Work
Yurihito Watanabe | Monody & word

公開は終了しました。

ちいさなくに – in a small realm

2年前の2019年の年末は、新しい感染症について、それがその後どういう事態になり、どういう影響を及ぼすのかについて、ただのひとりも、それを知る人はいませんでした。自分は翌年2020年の3月にさいたま市民会館うらわで開催する「中根秀夫映像上映会」とその関連イベントの準備に追われる師走の日々でありました。

それが2月になり3月になり、あらゆる状況に振り回されてはシナリオを書き直し、開催に向けた対応を取り続けてきました。そして搬入を迎えた3月26日、官邸での新型コロナ対策会議の結論を受け、東京、千葉、埼玉、神奈川の一都三県の知事により「この週末の不要不急の外出を自粛せよ」との旨、発表があった訳です。実は26日の夕方には、地元のラジオ局でイベント告知での出演が決まっており最終打ち合わせも済んでいたのですが、本当に直前になって番組出演はキャンセルされました。

上映会とライブイベントについては、感染症対策を取った上で予定通りに実施。ライブ当日には30人ほどの方がご来場されました(会場は478席)。4月7日の「緊急事態宣言」発令以降は、ホール自体が閉館となりました。書きたいことはたくさんあるのですが、今回のVimeoでの《ちいさなくに – in a small realm》オンデマンド上映は、この時のライブイベントを踏まえて行われているということを、初めにお伝えしておきます。

(さらに…)

ちいさなくに /木戸駅と

冊子の発売を開始しました。

本稿は、2013年9月に初めてこの場所に、福島県双葉郡楢葉町の木戸駅から海に向かうこの土地に、降り立ってから後2021年2月までの7回の訪問の手記(ブログ)を収録したものである。テキストは旅の記録であり、また福島と東京電力管内に住む自分との距離についての考察でもある。今回、冊子としてまとめるにあたり、加筆・修正は行っている。東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故から10年の月日を経てもいまだ解決を示すことのできない、私たちの「くに」について、そして私たちの「日々」について考えている。


ちいさなくに/木戸駅と
in a small realm / #Kisostation

[著者] 中根秀夫
[編集・デザイン] 中根秀夫
[発行] 2021年12月1
hideonakane.com
[商品仕様]  A5中綴じ片観音表紙 24ページ

販売価格(税込)¥990 送料別(¥200)


販売ページはこちら

空と

#rosemary

#ちいさなくに

rosemary

ちいさな

rosemary

大規模改修は終わったわけではなく、廊下のシート貼りやドアの塗装などが終わるのは年末頃だと思うのだけど、とにかく建物全体を覆っていた幕と足場は先週に撤去された。うちのベランダのハーブたちは9月の暑さで全滅し、今年はいくつか実が付いていたレモンは瀕死の状態だ。

「植木置き場」と称する日陰の片隅に設置された共用スペースに置き、完全に枯れたと思われたワイルドストロベリーからは新しい芽が出ていた。生命力の強さに驚く。驚いたといえばローズマリーもだが、すでに老木で土は苔むし盆栽のようだしもうダメだろうと置き場に放置したが、逆にのびのびと新しい枝がたくさん出てきた。

ベランダ園芸はとりあえず一からやり直しだが、まあ、終わったらまた始めれば良い。それだけの話ではある。

#ちいさなくに
#rosemary

「ちいさなくに」レコーディング

先日都内の録音スタジオで、渡邊ゆりひとさんの「ちいさなくに – in a small realm」のレコーディングに立ち会ってきました。

去年2020年の3月28日土曜日、初めての緊急事態宣言の発令の翌日の、中根が企画した映像作品上映会「ちいさなくに – in a small realm」内での「中根秀夫新作映像プロジェクション+渡邉ゆりひと ヴォーカル・インプロヴィゼーション ライヴ」での初演作品となり、今回はヴォーカル部分の録音を恵比寿のスタジオで行いました。

初めての緊急事態で誰もが右往左往する状況で、当日のライブは30名程の方にご高覧賜りました。翌週にはホール自体が閉じましたのでまさにギリギリのタイミングでの発表でした。当日の二つのイベントのうち、かみむら泰一さんとの「@もういちど秋を」かみむら泰一即興ライヴは「アートにエールを!   try to remember 2020」の方で公開いたしました。

一方で、懸案となっていた渡邊ゆりひとさんとの作品「ちいさなくに – in a small realm」は、諸事情が重なり当初の予定よりだいぶん遅くなりましたが、作品の一般公開に向けてようやく一歩目を踏み出した感じです。今後編集作業を経て、オンラインで公開・販売していく方向で手筈を整えていくことになろうかと思います。どうぞお楽しみに。お知らせまで。

写真は今回の録音風景と、さいたま市民会館うらわ ホールでのライブ。

フェルメールにも似た
中根秀夫新作映像プロジェクション+渡邉ゆりひと ヴォーカル・インプロヴィゼーション ライヴ

 蜜蜂が訪ふ 風を待つことの

 蒼い蕚を點さうと
 たゞ あの氣爽さだけ
 覺醒めさせる
 こゝ いまいまが
 幻であつ たとしても

 朝(あした)には

 若い柄長(えなが)の番がやつてくるから
 こゝ運ばれる 飛行のあたゝかさだけ

 何時しか その唇許に
 甘やかな 囀りを傳へる ことの
 祕められた 緋色の犠牲を供へても

  渡邊ゆりひと