デモにて14

8.30の国会包囲デモを受けて。NHKの政権べったりの報道姿勢。またもや爆弾級の防衛省の内部資料(仁比議員のインタビューあり)。首相は重要法案審議中にもかかわらず委員会を欠席し民放のテレビ番組に出演。鴻池祥肇委員長(自民党)すら苦言。野田聖子議員の総裁選出馬となれば無投票再選が崩れ、安保関連法案の審議や採決に大きく影響する。法案の採決は14日の週にということだが…。それから重要なのは9月2日付で発表されたSEALDsの「戦後70年宣言文」


9月4日(金) 戦争法案に反対する国会前抗議行動


つい先日にはこの国会前が戦争法案に反対する12万人の人で埋め尽くされた。そしてまた今日は日常の金曜日デモ。

しかしひと月前と違うのは、この時間にも全国各地で呼応するように抗議行動が行われているというところにある。あらゆる世代の人たちが別々の身体で思考し、行動し、それが時間と空間を超えて交差し、そしてまた8.30のような大きな身体へと接続する、そういう運動であるというところにある。

 

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今日のSEALDs紅子さんのスピーチ(全文掲載)。

「どんなに自分たちに直結する重要な情報でも、ひとりひとり自らがそれに気づき、立ち止まって考え、疑って耳を済ますことをしなければ、聞こえていこない事実が、現実が、残念ながら今この国にはありすぎます」と。そして母親の言葉について、学校教育について話は及ぶ。

「『意欲・関心・態度』。これはつまり学校生活において、教師に言われたことに反抗などすることなく、従順に従う生徒であるかどうかが評価されること。学校が決めたルールに正しく従う生徒であるかどうかということ。苦手な教科で点数がいまいちでも、『意欲、関心、態度』をきちっとしていれば点数稼ぎができる。そういって当時、私の周りの友だちはみな、先生に良い印象を持ってもらおうと、学校側や教師の求める優秀な生徒像に進んでなろうと勉めていました。

 公立だし、中学だし、そんなものでこれが普通なんだろうなって思っていました。だけどそうやってお上のことにただ従って模範的であるかのような価値観を、今日までしっかり植え付けられたのではないでしょうか。権力の暴走でさえ正しく思えてしまう鈍感さを、自分の生活が困窮しても何一つ疑わない従順さを、しっかり形成されてきたのではないでしょうか。」

 

紅子さんの言う「意欲・関心・態度」(通常は「関心・意欲・態度」の順)とは、学習指導要領で定められる観点別評価の項目で、1991年(平成3年)の指導要録から「関心・意欲・態度」「思考・判断」「技能・表現(又は技能)」 「知識・理解」の4観点のうちの第1番目として明示されるようになった。

私にとって衝撃であったのは、中等教育の問題として、例えば国旗・国歌を始めとする愛国心教育や道徳教育、あるいは歴史教育に於いて、国家権力による修正主義的締め付けについて問うのが慣例となっているのだけれど、実はこの成績処理の制度上の問題にすぎなくみえる評価項目の設定が教師にとって無自覚であり、結果として彼らにとっての「学ぶ」という行為自体をすり抜け、彼らの「模範的な」人間形成と深く結びつき、彼ら自身の頭で「考える」という、人間にとって最も根源的な行為を回避する「従順さ」を育てる要因となっているという原因を告発する重い発言にある。

「ゆとり世代と呼ばれた私たちの、考えないでいられるというゆとりを壊すために、従順さと物分かりの良さがこれ以上ファシズムに加担しないために、母の言葉に感謝しながらこれからも私は学ぶことをやめません」

 


9月6日(日) 安全保障関連法案に反対する学者と学生による街宣


時折激しく雨が降る日曜日の新宿、伊勢丹前。12000人の人が歩行者天国を埋めた。中国からの観光客にもこのデモの意味が伝わるといいと思う。SEALDsと安全保障関連法案に反対する学者の会が主催(動画あり)。蓮舫民主党代表代行、志位和夫日本共産党委員長、吉田忠智社民党党首、二見伸明公明党元副委員長がスピーチに立つ。やはり注目は元公明党幹部の二見氏か。政治家としては公明党を出て小沢一郎のもとで新進党に参加した人だ。

 

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SEALDsさくらさんのスピーチから。「そんな違憲の法案を多くの国民の声に耳を傾けず、強行に押し通そうとしている政権の態度を認めることはできません。黙って見過ごすわけにはいかないのです。」

 

「武力を使わないで国を守るなんて理想だという声を耳にします。しかしいつだって私たちは理想を描き、それに向かって歩んで行くのではないでしょうか。それこそが希望となり生きる活力となっていくのではないでしょうか。

私たちには憲法があります。戦後70年間、日本は戦争をしない国であり続けることができました。私が今も戦争の無い日本で生きていられるのはどうしてなのか。それは憲法があり、そして憲法の理念を引き継ぎ、私たちに受け継いでくれた先人たちがいたからです。守り抜いてきてくれた人たちがいたからです。」

 

そして 考えることをやめないこと。

 

「憲法を無視するということは、国民の自由と権利を無視するということです。憲法がないがしろにされればされるほど、私たちの生活自体が、少しづつ、でも確実に壊されていきます。少しづつ自由にものが言えなくなり、本当のことが知れなくなり、実感を伴わないまま他国の人を殺す国に、自国の人が殺される国になってしまうかもしれない。

 

たとえ自分自身は戦場に行かず、自分の手で人を殺さなかったとしても、考えることをやめ、自らの権利を行使することをやめ、自由であることをやめて、沈黙することで現政権の暴走を認めてしまったら、どんなに言い訳を並べたとしても、人殺しをする国の一国民として、加害の立場に立つことになります。」

 


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