デモにて7


7月24日(金)安倍政権NO! 首相官邸包囲


27日より始まる参議院での戦争法案(安保関連法案)の審議を前に、原発 安保法制 憲法 沖縄米軍基地 秘密保護法 TPP 消費税増税 社会保障 雇用・労働法制 農業・農協改革 ヘイトスピーチ 教育と、多くの問題を抱える安倍政権に異議を唱える団体が首相官邸前から国会議事堂を取り囲むよう集結した。

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相変わらず警察による過剰な規制が引かれる。ここのところ国会前だけでなく桜田門側の横断歩道でも北庭エリア方向への横断を封鎖している。入れ替わりの時間なので当然エリア中にスペースは空いているのだが…。日比谷野音での集会から移動してきた3000人がここで足止めを食っている。

入口での封鎖もさることながら、この日はスピーチエリア前でもバリケードによる封鎖があった。デモ参加者を分断し、通行の妨害をしている。こんなことは今回が初めてだ。それだけ権力側からの圧力がかかっているということだが、周知のように日本国憲法第21条で集会の自由・結社の自由・表現の自由が保障されている。過度な規制をかけるのは憲法違反である。警備があからさまに強化されたのは衆議員本会議で強行採決があった16日からだが、一方で、継続して彼らの動きを見ていると、時に組織としてではなく個々の隊員として「自分の言葉」で話すようになって来てもいることにも注目をしている。

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南庭エリアには照明が無く暗いなかでデモが行われている。ちなみに国会議事堂は20時までライトアップされている。SEALDsのいる北庭のステージに近い所。熱気がすごい。91歳になる村山元首相のスピーチもあった。

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そして今日の女子学生のスピーチから。彼女の言葉には、すでに安保法制のことだけでない安倍政権全体に対する強い怒りが滲む。

「先週、衆院安全保障特別委員会で、安保法制がクーデターとも言われるかたちで強行採決されました。沖縄では、県民同士を争わせ、新たな基地建設が進められています。鹿児島では、安全対策も説明も不十分なまま、川内原発を再稼働させようとしています。一方で、東北には仮設住宅暮らしを4年以上続けている人は、まだたくさんいらっしゃいます。あなたはこの状況が、美しい国日本のあるべき姿だと言えますか?」

平和についてこう続ける。

「被爆国として、軍隊を持たない国として、憲法9条を保持する国として、私たちには、平和について真剣に考え、構築し続ける責任があります。70年前に経験したことを、二度と繰り返さないと、私たちは日本国憲法をもってして誓ったんです。武力に頼る未来なら私はいりません。人殺しをして得たものを平和とは呼ばない、平和の名で人殺しをさせる法案は絶対に許すことはできない」

そして最後は

「私は安倍政権に退陣を求めます」という決然たる言葉で締められた。

前回SEALDsのコールについて書いたが、実際には声を発せずにその場に立つ人も大勢いる。自分もつい先日まではそうだった。だが、あえて彼らのコールの中に身を置いてみる。「民主主義ってなんだ」、「民主主義ってこれだ」。あるいは英語で「Tell me what democracy looks like? 」という問いに「This is what democracy looks like.」と答えてみる。繰り返し何度も「民主主義/democracy」という言葉を口から外に向けて吐き出してみることで、自分の中の「民主主義」というものの存在の空虚さに改めて気づく。今もこの文章を書きながら「民主主義ってなんだ」と繰り返し自分に問いかけている。

6月19日に初めてSEALDsのデモに足を運んだ時に「今日民主主義が終わったとしても、明日ここからまた始めればいい」という意味の言葉をひとりのメンバーのスピーチで聞いた。今まで考えたこともなかった強い言葉。日本国憲法第12条「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない。」

今日はトータル75000人の参加者があったという。凄いことだと思う。これだけ毎回デモに足を運んでいると主要なメンバーの顔を覚えてしまっていたりする。しかしステージの上では特別な選ばれた人のように見える彼らが、実は皆がコールで盛り上がっている間も、デモの状況を把握するために裏方として歩いていたりするのに気付いただろうか。奥田さんもさっきまでスピーチをしていた女子学生も目の前にいる。ごく普通の大学生でもある。


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