展覧会雑感:サイ トゥオンブリー/ヘレン・シャルフベック

最近見た展覧会を二つほど。

以前はかなり長い記事を書いたりしていましたが、今は残念ながらあまりそういう気分でないのです。

20150409-cytwombly04_vひとつは品川の原美術館で開催中の『サイ トゥオンブリー:紙の作品、50年の軌跡』展(8月30日まで)。アメリカの画家サイ トゥオンブリー(1928〜2011)は、それこそ自分が学生の頃にかなり流行っていました。いたずら書きのようなキャンバス上のドローイングは新鮮な驚きでしたね。1953年に暗号制作者としてアメリカ陸軍に従軍し、1967年からはローマで制作をするようになったということ。調べてもあまり詳しいことはでてこないですが、このあたりが彼の創作と関係があるだろうことが推測できます。今回は「紙」の仕事ですが、私は特に「花のイメージ」のドローイングに心を奪われました。トゥオンブリーはモノトーンのドローイングのイメージが強いですが、どうみてもこれは「色彩画家」の作品なのです。

サイ トゥオンブリー公式ページがありました。こちらから。

 

lif1506140028-p4もうひとつ、フインランドの国民的画家ヘレン・シャルフベック(1862〜1946)の日本で初めての回顧展『ヘレン・シャルフベックー魂のまなざし』。この女性画家のことは全く知らなかったのですが、平筆で面を色彩で刻みながら巧みに画面を作る正統的な色彩画家で、同時代の様々な画家の影響を受けつつ(セザンヌやローランサンとかホイッスラーとか)、最後は自身の内面的領域に深く入っていくという感じでした。女性画家としてこの時代を生きるのはなかなか苦労が多かっただろうと思います。

展覧会は7月26日までで、その後仙台→広島→葉山と巡回します。

 

トゥオンブリーとシャルフベックの絵を並べてみたらとても綺麗!!

 


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